汚部屋彼女と潔癖彼氏

ADHDで腐海の森のごとき不快な汚部屋を片付けるべく奮闘したりしなかったり。

アニメ鑑賞にうってつけの日

久々です。じばねこです。

この季節にノロわれて(感染性胃腸炎)汚部屋にて療養中のじばねこです。

このところ土曜日も働いていたので久々の休みになります。


トイレとベッドの輪廻の輪から抜け出せず、日々の自分の業を嘆き、気を紛らわせる為にアニメ鑑賞へ。


久々の攻殻機動隊一気見!!

そして以外な発見!

攻殻機動隊SSSで、見たことあるシーンだなぁと思ったら、ベネッセハウス別館のオーバルの景色でした。


直島にあるのですが、近未来感のある安藤さん建築の宿泊施設で、めっちゃよかった!


いつも汚い画像ばかりなので今日は綺麗な写真をば。


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最初らへんのシーンで、9課が傀儡廻の事件を追っているシーン。


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夜はこんな感じ。限定6部屋でそれぞれ内装が違う。

ぢばねこがとまったのはこの部屋。

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はやく下痢止まりますように。ぐすん。

『DSM5〜ADHD は二度死ぬ〜

ADHDは二度生きる、行動障がいの時、そして神経発達障がいの時」

はい、海女になってション・コネリーと結婚したいじばねこです。


部屋は絶賛リバウンド中です。片付けねば…何故リバウンドするのか…


はい、部屋はおいといて、DSMⅣ-TRから、Ⅴに改訂されやしたー!

Ⅳ-TRが2000年でⅤが2013年だから13年ぶり!訳本が出たのが去年かな。

アメリカ精神医学会が作成しているけれど、日本の精神科もこれを用いて診断とかしてるんだにゃ〜ん。


色々Ⅳから変わったとこはあるけれど、一番大きな概念の変更があったのが、広汎性発達障がい(PDD)から、自閉症スペクトラム(ASD)への変更!


スペクトラムは連続体のことだけど、例えば虹とかの色の境い目ははっきりしない。それと同じ様に、重いものから軽いものまで連続しているとの考え。


あ、Ⅴから重症度診断が導入され、どの程度日常生活、対人関係、社会生活に困難さを抱えているかが、診断に反映されるようになっている。


で、さらに大きな変更が、自閉症スペクトラムADHDとの併存が認められたことー!重複診断が出来るようになったんですね!これまでは、PDDと診断されると、ADHDの症状を満たしていても、PDDが優先されていたんですね〜

ふむふむ、


ADHDに話を戻しますが、DSM Ⅳまでは、ADHDって発達障がいじゃなかったんですよ!!

(えーうそー!知らなかったー!)

Ⅴで神経発達障がいに分類され、医学的にも発達障がいの仲間入り!

(わーい)

日本では2005年の発達障害者支援法にてADHDを発達障がいと認定しているんですね!世界の先駆け!

(ひゅーひゅー)

それにプラス成人のADHDの症例の診断を念頭においた診断項目になったこと


○症状の発現年齢が7歳以前から、12歳以前に引き上げ


○17歳以上では下位項目を5つ満たせばよくなった


○重症度分類が導入された

と変更され、大人になってからADHDを診断するさいの指針ができたんだねー。

問診だけじゃなく、子どもならWISC、大人はWAIS取って発達のばらつきや、認知や注意集中も見るんだろけど、問診で子どもの頃のエピソードも重要だけど、そんなちっさい頃の事きかれても忘れるよね、ただでさえ不注意なのに。小学生ぐら

いが限界。


まぁ、診断そのものはラベリングにしかならないし、診断されることによって社会的なサポートを受けられたり、自分のわけの分からん性質に納得出来たり、適切な治療を受けられたりすることのためだと思う。



どうしても普通の人が当たり前に出来ることが出来ないと、その分「自分ってだめ」「何やっても無理、できない」と自己肯定感暴落スパイラルに陥ったり、対人関係やらなんやらでストレスを抱えやすい。怪我や外傷と違って、目にはっきり見えるものでないし、本人の性格のせいに周りも自分もしてしまいがちになってしまう。

発達障がいは二次的な情緒問題も引き起こしやすくなっちゃうんですね。


うつっぽくなったり、過食等摂食障害、対人関係で被害的になったり…


特に大人になるとやることや考える事が増える。

子供のころは親と一緒に暮らして、身の周りのこと等家族のサポートを受けられる。高校までも先生や学校のサポートもあるだろう。


しかしひとたび大学へいき、一人暮らしやバイトを始めると、

履修登録やら、電気料金、家賃の支払いやら、バイトのシフトのスケジューリングやら、タスクだらけである。まして働き出したら言わんや〜をやである。

(電気、ケータイ、ガスは払い忘れでちょくちょく止まる)

働き出したら、仕事はもちろんのこと、税金やら年金やらの支払いや、その他苦手なことがらどかんと増える。

人より失敗は多くとも、できないことは受け入れて、周りのサポートを受けつつ、ちょっとずつ改善していったらいんじゃないかな〜。


私は「別に汚くても、忘れものしてもしょうがないじゃんっ!病気だもんっ!仕方ないじゃんっ!」と開き直ってます!笑


とりあえず洗濯機を回します。

今日は郵便局に手袋を忘れたぢばねこでした。携帯や財布じゃなくて偉いっ!改善してるよ自分!えらいっ!すごいっ!




『悪臭日記』

’’僕らは書き記す。この鼻につく、真実だけを”


ぼくらは<大きな部屋>からやってきた。バスや新幹線、自転車を乗り継いでこの<小さな部屋>にきた。


家に入ると、そこはまず台所で、その向かいにはトイレとお風呂がある。一部屋だけで、とても狭い。ぼくらは自由に部屋の中を動き回れる。


水周りは水あかがついていたり、長い髪の毛が落ちている。台所は、どこかしも汚れている。黒ずんでべとべとと手につき、野菜の切れ端が落ちている。つんと腐った臭いがしたかと思うと、机の下にあけられていない、納豆のパックが落ちていた。

ぼくらの体は、その部屋と、部屋の女主人の体と同じように、臭い。 


この部屋の女主人は、出したものを元に戻さない。衣類も、なかなか洗濯しないのですぐに清潔な服はなくなってしまう。

着ている服は服は破れ、ボタンもとれるし、靴は磨り減る。


「<小さな部屋>は汚い」と書くことは禁じられている。なぜなら、<小さな部屋>は、ぼくらの目に汚く映り、それでいてほかの誰かの目には美しく映るのかもしれないから。


冬の真っ只中、雪の降りしきるなか、ぼくらはベットに座っていた。そこしか座るところがなかったからだ。入り口をノックする音がし、若い女が2人入ってきた。<小さな部屋>の女主人が、親しげに2人に話しかけ、招き入れる。1人は女主人の姉で、もう1人はその姉の友人のようである。

「こんにちは、片付けにきたんだけど…」

女達は言葉を途切らせ、眼差しを部屋に向ける。

「まぁ、汚い部屋ね!」

女主人の姉とその友人がてきぱきと手際良く部屋を片付けている。女主人は、うろうろとうろつき、何から片付けるか分からないようで、突っ立っている。


どんどん部屋が片付いていく。


訪問者が来たようで女主人は部屋から出る。下から若い男の声が聞こえる。会話から、2人は恋仲のようである。女主人の弾んだ声がいっそう高くなる。


「ありがとう!本当は、ちょっと上がってもらって、紅茶でも出したいのだけど!まだ入れる部屋じゃないの!」

「ほんとそうやで、普通の女の子やったら、上がってケーキでもつつくんだよ!早く片付けてね!ケーキ、お姉ちゃんと食べてね。」


女主人が<小さな部屋>に戻ってくる。手には、ケーキの箱を持っている。中には、装飾が施された陶器のカップに色々な種類の果物が乗っているケーキが3つ入っていた。

女主人の姉は憐れんだ目でそのケーキの箱を見て、「かわいそう、きっと、部屋で3人で食べるつもりだったのよ。残念、今はまだ入れる部屋じゃないものね」

埃の舞う部屋に、場違いなほど光るケーキを<小さな部屋>にいる3人は、掃除用具を置き、立って食べる。


日が暮れ、窓の外も薄暗くなったころ、女主人の姉は<小さな部屋>を飛び出し、その友人は<小さな部屋>に残り、引き続き片付けをしている。

ぼくらも、一人は<小さな部屋>を去り、残った方の一人は、女主人の

部屋に戻る。






『彼氏の異常な潔癖 または私は如何にして心配するのを止めて彼氏を愛するようになったか』

今晩は、Dr.strange love ことぢばねこです。


秩序を愛する潔癖彼氏と

混沌を愛する不(腐)注意な彼女

がいかに交際を続けているのか。


知る人ぞ知る、理系研究者ご愛用のキムワイプを使用する潔癖君


ある休日、電車に乗って某動物園へ


もちろん潔癖君は生まれてこの方動物に触れあったことがない。


隠しきれない嫌さを無理に隠そうとして引きつり笑いを浮かべている。


嫌だろうがなんだろうが私は動物園に行きたいのである。彼氏なんだからついて来てもらわないと困る。エクスポージャーにもなるし、もしかしたらこれで潔癖も治ったりしちゃってと甘い考えを持ちつついざ動物園へ。


移動中の電車で、潔癖君はもちろんつり革を持たず(持てず)不動明王のごとく仁王立ち


駅を降りれば徒歩数分で動物園へ


潔「ぢばちゃんごめんやっぱ…」


ぢ「えーっここまで来たんだし入ろうよー」


潔「入るよ!入るけどちょっと薬局寄らせて!」


ぢ「何?ウェットティッシュなら鞄に入れてたやん」


潔「いや、アルコール消毒買いたい。今日のウェットティッシュアルコール入ってないし」

ぢ「……よし、じゃ薬局いこか」


めんどくさいながら近くの薬局へ


ぢ「あったよー」とアルコール消毒液を渡す。

なぜか不満そう。

潔「ジェルタイプじゃなくて、液体タイプが良いんだけど…


ぢ「ジェルでも、液体でもいーじゃん、除菌できれば」


潔「いや、全然違うよ!1番、液体のやつで、霧吹きみたいになってるやつが良いんだけど…ないか…これで良いか…でも…」



としばらく悩んだ後しっかり除菌タイプのウェットティッシュとジェルタイプのアルコール消毒を購入し、ようやく動物園へ。


ちなみにぢばねこは冬は寒いからめったに手を洗いません。笑


この後、綺麗なトイレ探しの旅にも出ることになります。


こんな感じで常に菌とトイレの心配をして見えない敵と闘っている潔癖彼氏が面白くてなりません。


あんたの横にいる彼女が1番保菌してそうなのを知ってか知らずか、今日もシュッシュと除菌・殺菌に余念がありません。ぷぷぷーっ!

笑(=´∀`)人(´∀`=)


ヴェラ・リンの音楽にのせて、「また会いましょう」









『毛玉を着けたヴィーナス』

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くだんの女、ニットは毛玉だらけのじばねこです。監督と演者2人で、”捨てたら(綺麗な部屋が)貰える”<SM>を実践し、ようやく観客を入れられます。

潔癖彼氏が汚部屋にきた。5年付き合って4年ぶりに部屋に入れる。オリンピック並の頻度でようやく招致できるまでの準備が整った。Boy meets garbage にならないよ  うに掃除した。その成果がこちら。ちな潔癖彼氏の評価は50点。自前のスリッパを持ってきて、滞在わずか40分弱。


ポランスキー監督ごとく有能な監督と、マチュー・アマルリックの様な艶っぽい魅力の共演者に恵まれ、ここまで片付けることができた。

私が弱音を吐いた時も、(冷蔵庫を掃除する際腐敗臭となぞの液体に挫折しそうになり、共演者に押し付けようとした。自分の部屋なのに。)カバーガラスの繊細さを持つ私の心が割れないように監督並びに共演者が応援してくれた。


今回大掃除をして気づいたこと、ADHDの人並びに片づけの苦手な人は、ぜひとも協力者を見つけて欲しい。理由は、

 

①特にじばねこ並の部屋だと1人では心が折れるし、捨てる際の決心もつかない。


②注意がそれた際、軌道修正してくれる。

じば「よーし、いまからトイレ掃除だー!あ、髪くくろ、ゴムゴム。こんなとこに昔の写真がー。あれ、いまなにしようとしてたっけ」


共「髪くくるんやったやろ」


じば「そうやたそうやた、くくってトイレ掃除…あれ、掃除様の新しいブラシどこおいたっけ」

監「冷蔵庫の上」


③部屋の空間配置など、ぢばねこ空間認知も弱いので効率的な家具の空間配置ができない。その際監督等に指南を仰ぐことができる。


④片付けの仕方が学べる。

そもそもリバウンドしない片付け方が分からない。片付けブログやお片づけ本など読んでも、実際自分の部屋や小物をどうしたらいいか分からない。紙面上や知識で分かっても”実際に体験”しないと分からない。一緒に実践しながら片付けられるので、身に付く学びになる。


モノの帰る場所を作ってあげるにしても、帰りやすい場所に作ることが必要なのである。その場所が分からない。


だいたい片付け方が分かっていれば25にもなってこんな部屋には住んでいないのである。


25年間「片付けなさい!」「なんで○○なのー!」「また○○なってる!」等言われてきたが、そんなの言われも、やる気と自己肯定感が急暴落するのみである。


必要なのは、応援と具体的な方法の学習である。




ゴミと共に去りぬ

ぢばねこです。
片付きません、相変わらず。しかし実家に帰省するので、最後に(一部の)ゴミだけ出しました。ゴミと共に私も家を去ります。明日には明日のゴミがでる。きっと汚いままやろけどまぁ良いや。年末年始だし、映画ランキングでも書こうかな。

年末にオススメする映画ランキングー!
どんちゃんどんちゃーん!
ちゃかぽこちゃかぽこー!

次の記事でかーこうっ!




ごみと寝る女

f:id:jibanyan:20141223171039j:plainf:id:jibanyan:20141223171127j:plainこんにちは、ぢばねこです。

キム・ギドク監督の某映画のごとく、ゴミを匿って寝ております。


皆さん…お分かりだろうか…少しゴミが減りました!!もう少し…あともう一歩です!!


潔癖彼氏はさ、「マジレスするといらないものを捨てろ!」

って言うんだけどそれができりゃーくろうしねーんだよね

そりゃ普通に考えたらさ、①ゴミを拾う→②ゴミを捨てる

の二段階なんだろうけどさ、なんたって注意欠陥なんすよーっ!ADHDなんすよーっ!そう簡単に言うけどさ、それができりゃこんな汚部屋に住んどらんのですよ!


ぢばねこの場合、

①ゴミ袋を探す(これに時間かかる)→②ゴミかどうかの選別→③あっこんなとこに前買った本が!→パラパラ…→ベッドでしばし読書④あっそういやあの短編も面白かったよな→⑤あ、そういや仕事のメール送らにゃ⑥だめだめ、掃除掃除!(ここで我にかえる)⑦あ、選択洗剤ないや、買ってこよ!⑧自転車のカギカギ…(O_O)

⑨もうまた掃除今度しよ…

てな感じです。

普通の人より何段階も階段を登る必要があるのです!その間にやる気も元気も消費されていき、挙句の果てにやっぱ掃除って難しいよね(・ω・)ノ向いてないんよね(・ω・)ノ

ってなります。


これで、仕事の資料部屋でなくすはめになりゃあ、自己評価もだだ下がりな訳ですよ。

あーもー自分本当だめ

社会のくずだわー

なんもできねーわー

どうせ自分なんて鴨川でゴミ拾いぐらいしかできねーわ

身体で稼ぐしかねーのかしらー

等々、まさにネガティブスパイラ

ル!ぢばねこはこれを”脳内ごみ拾い”と呼んでいます。

ひたすら下向きに非生産的にいぢいぢ脳内のゴミを拾ってはそれを仔細に見つめ、心にぽんぽん投げ込んでいくのです。

常日頃は生産性や効率性に唾を吐きかけながら生きているわけですが、それでも、脳内ゴミ拾いより、部屋のゴミを捨てるのです!そして脳内のゴミを一掃するのです!


とりあえずちょっとゴミを捨て、ノアの箱舟(本棚)に入りきらない本はBookOFFに流されます!

うーん、春までをめどに暮らしやすい部屋へ!人を呼べる部屋へ!

さらば我がゴミ、ハロー別居!